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バングラデシュ ハプニング

2011年9月8日

今日9月8日はとんでもない朝のスタートと成った。

早朝突然目を覚まし布団のお尻部分が濡れているのに気づいた。

当たりを見回すと、私の一室はおろか、アパート全部屋が約3cmほど水浸しに成っていた。原因はフロアーの真ん中に有る洗面所の蛇口に繋がっている元栓からのホースが施工不良で夜中に突然はずれてしまった為だ。

私達2人と通訳の3人が必死に各部屋のトイレに水を掻き出している中

内装業者の若者達も応援してくれたので約1時間半後には水たまりを解消する事が出来た。かれらは2階の一室でアパート全室が完成までの間住み込んでいる為

階段から流れ落ちてくる水に気づいてくれたのだった。

私のマットも含め床に直接置いていた一部の荷物はずぶ濡れに成ったが、ネットワーク機器やパソコン類には被害が及ばなかったのが不幸中の幸いだった。

このアパートを紹介してくれた協力工場のオーナーを通じて大家に連絡をしたが

今後の処置はまだ未決定のままだ。

ところで、今回のハプニングで一つ気になった事が有る。

それは、このハプニングに対して、バングラデシュ人で有るわが社の通訳A君や今回手伝ってくれた、内装業の若者達の態度である。

部屋全体がすべて浸水していたので、すぐさま起こして対処方法を説明したにも関わらず、まったくおどろく様子が無い、それどころか、周囲に溜まった水を汲み取る態度もなぜかとても緩慢だった。

もちろん、手伝ってくれた人たち全員がとてもくったくが無く、いやな顔ひとつせず汲み取り作業を手伝ってくれた事には感謝しているが、今回のこの非常事態に対する

緊張感の無さと、少しでも早く汲み取り作業を進めると言う工夫する気持ちが見えず

どんな問題も時が解決してくれるよといわんばかりののんきな態度に

逆にあっけに取られてしまった。

バングラデシュ人が無類の人の良さを持っている事は色々な場面で

充分証明されているが、こと仕事のパートナーとして考えた時には

発生した問題に対し、こんなにも緩慢で工夫も無く、まるであきらめの気持ちが先に来るような動作では今後が思いやられる

その意味でも今回のハプニングは、今後バングラデシュでデニム製品の生産管理の仕事を続ける中で貴重な暗示と受け止めて仕事に当たりたい。

なんとかおうらかなこのバングラデシュ人の気質と仕事時に必要な緊張感が両立出来ないか、今後の大きな課題である。

室内に日干ししている色々な書類や私のマットに囲まれて、この後どんな問題が待ち受けているのだろう….と思いながらこの記事をしたためている。

㈱わんピース

プロダクトマネージャー  小山

 

 

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