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バングラデシュ 協力工場 首都の交通事情

2011年8月13日

今日はわが社㈱わんピースのバングラデシュでの協力工場2社を訪問し

9月に日本本社で行う展示会用サンプルの具体的な詰めを行った。

まずダッカ市内繁華街に有るA社、品質レベルのすりあわせと今回依頼サンプルの要点を説明

A社社長のお誘いで昼食を共にヘルシーな中華料理に舌包みを打った後、市内から少し離れたB社に向かった。

ところがこの路上でアクシデント発生!メガトン級の交通渋滞で有る。

 

と言うよりも、このダッカでは日常茶飯事に成っているから正確には現地の人々から

するとアクシデントでは無いが、何せバングラデシュビギナーの私からすると大きな問題だ。

スムーズに行けば30分くらいで済む距離だったが何と3時間半もかかってしまった。

新興国の一員として、そして《ポスト中国+one》の一国として

右肩上がり成長を続けるバングラ経済を象徴するかのように、この大都会には人と車が溢れている。

通常新興国の渋滞と言えば、先進国都市のラッシュ時の車や中国、台湾、ベトナムなどの

道路を埋め尽くした自転車を想像するが、ここバングラでは人と車とリキシャがひしめき合いながら

ほぼ一日中混雑している。乗用車が猛烈な勢いで増え続けているからだろう。路上では

更に、大型バスやバンタイプの中型車の中でも男女入り乱れてすし詰めの状態が待っている。

渡航回数20数回を誇るバングラデシュ通の当社社長によると、欧米の某進出企業のビジネスマンは専用ヘリを使って市内の移動を行い、この渋滞を避けているそうだが、このひとつをとっても

現代のバングラデシュ経済が世界の新興国の中でもぬきんでて成長街道をひた走っている事が

肌身で感じられた。

 

ところで、道行く人たちを見ながらふと思ったのは、いったいこの国の人々は、そんな自国の発展に対しどう感じているのだろうか…..と言う素朴な疑問だった。

戦後の復興を終え、世界が気づかない、あっと言う間に世界経済の檜舞台にたった、かつての

日本人は、自分達の国が豊かになりつつ有る事に、あまり実感を持たないまま経済成長を

成し遂げたが、ここバングラの庶民も同じように、自分達が世界に注目されつつ有る事も、

先輩新興国に対してキャッチアップ成長の只中に居る事に気づいていないのだろうか?

だとすれば、今後の仕事を通じて少しでも発展先輩国の一員として

発展の中でも、失って欲しく無いものがある事を伝えられたら良いなあ~と思っている。

 

㈱わんピース

プロダクトマネージャー 小山

 

 

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