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バングラデシュのフェアトレード

2011年4月28日

フェアトレードのフェアとは、英語で「公正な」という意味。
トレードは貿易なので、「フェアトレード」とは直訳すると公正な貿易という意味になります。
では、何が公正なのでしょうか?

それは生産者に支払われるお金です。

安全な方法で作られた農産物を都会の消費者に届ける日本の産直運動でも、 野菜などを作る生産者に支払われる代金は、「再生産可能な価格」、 つまり安全で安心な作物を継続的に安心して作ってもらえる価格を保障しています。

フェアトレードも同じ考え方です。
安全で安心できる物を継続的に生産することができ、生産者が十分暮らしていける価格や賃金を保障しています。
こうして生産者を経済的に支援して彼らが安心して働ける場を作り出し、貧困から抜け出す手助けをすること。
それがフェアトレードの目的なのです。

最近よく耳にするフェアトレードであるが、そもそもフェアトレードとは何なのか?

フェアトレードは寄付ではない。

フェアトレードにおいて、バングラデシュをはじめ、様々な途上国の人達に支払うお金は、商品の代金であり、賃金なのである。

 

人もそうだが、国も同じで「援助慣れ」ということは同じである。

一度、寄付などで援助をしてしまうと、人々は援助されるのが当然という風になり、自身の力で現状を打開しようとしない。

気持ちに甘えがでてしまうことがあるためである。

昔、バングラデシュ政府が援助金を汚職し、問題になったことも同じである。

援助をもらうことが、もっとも手軽な物やお金を得る手段商になってしまないように広まったのがフェアトレードである。

 

フェアトレードは消費者の側にとってもありがたいことで、支払うのは商品代金である。

 

自分の好きな物を購入することが、バングラデシュをはじめ、様々な国の援助になるため、大手スーパーマーケットなども本格的にフェアトレード商品を取り扱いを開始するなど、日本の各地で需要が高まってきたてます。

 

バングラデシュでもアパレル製品を中心にジュートやオーガニックコットンなどがフェアトレードで市場にも出回ってきている。

今後もフェアトレードとしてバングラデシュ生産者の生活が改善されることを祈っている。

 

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