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2010年7月 バングラデシュ その4

2010年7月18日

昨日と同様、本日も工場を巡る1日の始まり。

違うことは本日はレザーに特化した工場を数十件。

早朝6時から朝食をホテルの朝食を食べ、そのままレザー産業が密集する地へ移動した。

片道3時間弱の道のり、地域に近づくにつれ街の雰囲気や臭いが変わっているのが分かった。

溝という溝には汚染された水が流れており、その水場で遊んでいる子供も見られた。

 

バングラデシュのレザー産業は世界的に有名で、多くのお若者がレザー専門の学校で学び、

そのまま様々な革に関する仕事に就く。

 

本日はそんなバングラデシュでは決して珍しくない、レザーの学校出身のサッピールという現地人にも同行してもらい、

小規模の工場からバングラデシュのレザー協会の会長が営む工場まで様々な工場を見た。

 

中でも強烈なインパクトだったのは、革の”なめし”と呼ばれる工程の工場である。

牛や水牛、ヤギなどの皮だらけで、薬品で細かな粘膜や肉片、毛などを落としてたり、

染色したり、干したり、皮を本皮と分けたり様々な部分を見ることが出来た。

そんな中でも一番の衝撃は実際の皮から、木の棒で粘膜を手作業でそぎ落としていた。

そこには大量の牛や水牛、ヤギなどの粘膜があり、初めて見る光景だった。

 

普段から靴やジャケット、カバンや財布などに使用されているレザーを作る工程をみて

バングラデシュの強みを知れたように思う。

 

 

バングラデシュのレザーは高品質でヨーロッパのスーパーブランドが製品で使用しているのも納得できる。

バングラデシュで最も面白いビジネスの1つがレザー産業であることは間違いが無い。

 

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