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2011年2月 バングラデシュ 工場の現状

2011年2月25日

2010年4年に渡りお世話になった、株式会社船井総合研究所を退社して、

株式会社わんピースを立ち上げて、バングラデシュとのアパレルビジネスを立ち上げようと精進している、

代表の山口です。現在はデニムとレザーを中心にOEMや自社商品の製造及び仕入れを行っております。

 

2011年2月25日、日々経済成長していくバングラデシュは、毎回訪れる度に違った側面を見せてくれる。

 

今回は前職のお客様である、家具のネット通販会社社長と一緒に現地の家具工場へ向かった。

バングラデシュのビジネスは国自体が成長期であるため、衣料品(アパレル分野)の製造から家具の製造など

ライフサイクルの成長を遂げようとしている。

ライフサイクルというのは「衣・食・住」の順に成長サイクルが早くなっており、アパレル製造のみに依存せず、

その他製品の製造というこれからのビジネスの市場が大きくなっていることが、ここバングラデシュでも分かる。

 

バングラデシュの家具工場を5社程度訪問したが、バングラデシュの家具業界もタイやインドネシアに比べて

日本との取引はまだまだ未開拓に近いのが現状である。

理由はアパレルビジネスと同じく、日本の品質の高さとロットである。

また、最大の要因で本質的な問題として、中国と日本のようにビジネスの仕組みが、バングラデシュと日本では

まだまだ完成されていないことにある。

 

弊社の目的としては弊社の提携工場とデニムのOEMと自社商品の製造についての打ち合わせと、

実際に現地のマーケットへデニム生地の調達とアクセサリーの調達である。

今回のビジネスでは発注とまではいかなくても、以前より送っている様々なアパレル製品のサンプルを持って帰ることである。

 

私が4回のバングラデシュ視察で理解したことはバングラデシュの得意なアパレル分野と苦手なアパレル分野である。

もちろん、これは製造できないということではなく、バングラデシュ対日本となった時、小ロット多品種といった日本向けのビジネスに適しているか。

という視点で考えたとき、バングラデシュで向いているアパレルの製造分野はデニム、ニット、レザー製品である。

しかし、ニット製品を中心に日々欧米からの注文が入っており、小ロットに対応しくれる工場が減少して言っているのが現状である。

 

その点、デニム製品で弊社が提携している工場は1型500という小ロットに対応してくれるので、本当に重宝している。

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