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バングラデシュでの日本人の振る舞い その3

2015年9月30日

バングラデシュで日本人はどのようなイメージがあるのか?

 

高品質、低下価格、小ロットをオーダーする嫌なお客様というのが一般的である。

しかし、支払いがキレイで約束を守るというイメージも一般的である。

 

これはオーダーを受注した工場のイメージであり、一般的には品質や安全性などに配慮した高品質製品を生み出している国というイメージが多いと思う。

現地で販売されている電化製品や自動車などを中心にこのようなイメージである。

 

このように海外で働いていると、自分の行動、自社の行動が日本人のイメージに繫がっていると言う事を意識して行動している。

 

なぜ、一般教育を受けられるのか?

なぜ、学生のアルバイトで貯金したお金で旅が出来るのか?

なぜ、若くして起業出来るのか?

なぜ、ビザ無しで多くの国に入国出来るのか?

 

このように考えると、結論は日本人だからである。

日本で現在の両親の元で生まれ、今に至る。

しかし、日本が貧しかった頃に一生懸命働き、多くのお金を納税し、国を豊かにした先代の日本人。

その国民の税金を貧しい国に有償及び無償で資金を提供した、日本。

 

その為、私はこのような会社は許さない。

 

自分たちで管理出来ない製品を管理出来る会社に依頼して、解約し、

工場への支払いを先延ばしして、航空便出荷と30%の値引きを依頼する。

 

電話した時に私が「あなた達の私欲で人は死にますよ。」という私からの注意に対して、

「ビジネスですから。」と回答した。

 

ジャント株式会社
大手、量販向けに卸をしている会社であり、 昭和49年に創業した老舗メーカーである。
恐らく生き残る中でこのような手段を選んだのであろう。
ベビーのデニムを3.15USDという破格でオーダーし、航空便代金と30%値引きを強要している。
工場は資金的に苦しいため、この要望に対して5%の値引きを依頼したが、全く聞かずに30%の値引きを強要している。

この会社は320円程度で1枚のデニムを手に入れる為に、いったいどこまでのやるのか?

バングラデシュでベビーのプリントTシャツを1.2USDで生産し、遅延と品質を理由に引き取りを拒否して、既に工場を倒産させている。

 

工場のオーナーは、奥さんと子供は出て行き、親の土地を手放し、現在入院中である。

 

このような企業が生き残れる日本のアパレル市場とは?

本当に同じ日本の企業として恥ずかしく、腹立たしい。

 

 

 

 

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