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バングラデシュでのOEM

2015年7月8日
バングラデシュでのアパレルOEMは非常に難しい。
まず、現在のアパレルにおけるOEMというのは中国式である。
日本は20年以上もアパレルを中国で生産しているため、日本のOEMルールは中国式である。
そのように中国で生産している、生産している会社に依頼してきたお客様が値上げに耐えられず、弊社に依頼される事が多い。

価格や品質などにおいては高い確率で満足を頂けているのだが、納期や突然の変更について、中国生産に慣れているお客様には満足して頂けていないのが現状である。

納期は何度もレポートしている通り、生地の生産からスタートするバングラデシュと生地は既に完成して販売している中国では、生地の手配段階で相違がある。
また物流 では便数も少なく、直行便もないため、中国の4倍から5倍くらいの日数を必要とする。

サンプルが上がる迄の時間、サンプル上がり後の変更なども難しく、サンプルを上げて変更する場合は再度スケジュールを調整する必要がある。
弊社では現在デニムを中心とした布帛とTシャツなどのカットを中心にOEMを行っているが、特にデニムでの納期管理は難しい。

バングラデシュでデニム生産よりスタートした会社である弊社でも、恥ずかしながら時折、納期遅れを発生させている。

課題は多く、志すところは高いため、まだまだ改良が必要である
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