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バングラデシュでの生産に対する批判 その2 批判の対象

2015年3月17日

前回の記事に引き続き、バングラデシュ生産が原因とする貧困について

本日は批判の対象について記述したいと思います。

 

まず批判の原因となっているのは、バングラデシュでビジネスをしている大手製造企業である。

 

SPAを代表するZARAやH&M、GAPなどが批判の対象となっている。

世界的にも有名で、最もシェアの高い企業である。

 

そもそも企業努力と労働搾取の違いは何なのか?

 

例えば

国内生産を販売していたデニム企業が、国内の労働単価の上昇により世界の販売価格で差が開いた。

為替が理由でTシャツを製造していた海外生産を国内生産にシフトした。

 

企業にとっては当たり前の事である。

 

では、現在の中国で生産している衣料品を全てバングラデシュに集約すれば、

バングラデシュの工場か同率は上昇し、バングラデシュのアパレル産業にたいする需要と供給のバランスより、バングラデシュの労働価格は上昇する。

 

これで批判している人達は満足なのであろうか?

 

私からすれば、ZARAやH&Mなどの企業がバングラデシュの労働基準法に乗っ取って工場に依頼していれば、労働搾取では無く企業努力だと感じるのだが。。

 

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