diary

バングラデシュコロナの爪痕その③

2022年9月30日

バングラデシュで衣料品を製造して13年目。

前回に引き続き、バングラデシュでのコロナの爪痕について。

弊社がデニムパンツを製造している工場がコロナ期間中に製品キャンセルを受けて私に泣きついてきたお話である。

元々バングラデシュは遅延が発生するケースは少なくないが、本件の遅延理由についてはズバリ天然ガス不足である。

 

コロナが世界を震撼させている最中、ロシアがウクライナに侵攻した。

世界では協力してロシアに対して経済制裁を行った。

日本をはじめ様々な国がロシアのからの輸入を停止することでロシアに経済制裁をすることになった。

しかし、ロシアから天然ガスを輸入していた国々は別の国から天然ガスを調達することを余儀なくされた。

そのため、日本でも天然ガスの輸入コストが上がり、発電コストが上がり、電気代やガス代が一般家庭に影響をもたらせている。

 

バングラデシュでは天然ガスが自国で取れるため、国内の自動車はほとんどが天然ガスで走っている。

しかし、隣の大国であるインドがロシアから減少した天然ガスをバングラデシュから輸入したことによりバングラデシュ国内の天然ガスが足りなくなり、計画停電や突然の停電等の影響が出たのである。

ガスがなければ電力が足りなくなるため、工場の稼働にも影響が出ている。

もちろん発電機を利用して工場も生産するが、発電機はディーゼルまたは天然ガスを動力としているため、製造原価や生産効率に影響をもたらしたのは唯一可哀想な部分である。

弊社がデニムパンツを製造している当工場のみに関わらず、バングラデシュ全土でこのようなキャンセルの影響が出ていることはこの時には全くわかっていなかった。

 

 

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