diary

バングラデシュで感じるSDGSの難しさ①

2021年4月16日

SDGSとは2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発目標である。

アパレルという側面で考えるSDGSとして色々と感じるものがある。

SDGSには17の目標があり、それぞれが密接に関係して構成されている。目標の中には、「貧困をなくそう」「平和と公正をすべての人に」などの内容が掲げられており、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現を目指している。

17の目標の中野 12.つくる責任つかう責任 では、資源の無駄遣いを見直し、持続可能な生産消費形態を確保することを目標としている。
大量生産・大量廃棄問題を抱えるアパレル業界にとって、取り組まねばならない重要な課題であると言えます。

ファストファッションを代表的に衣類の大量生産・大量消費は、環境の面からも日本でも大きな問題となっています。

もちろん弊社も弊社の事業であるバングラデシュでのアパレル生産でも大いに関係している。

もちろん弊社でもTシャツやデニムなど廃棄を減らすために、余分な数量は作らない。追加商品も無駄を出さないように出来るだけ少量生産。売れ残った場合も値下げや福袋など廃棄が出ないように努めている。

しかし、日々バングラデシュの工場の状況を見ているとSDGSというのがいかに容易でないのか、考えても結論が出てこない。

日本での廃棄を無くすために無駄な数量は作らない。

しかし、無駄な数量を作らない=発注を少なくする。

発注を少なくすると生産としては効率が悪くなりロス率が高くなる。(発注数量が少ないため率が高くなる。)

日本的には無駄が減ったが、世界的には無駄が増えるということになっている。

日本が良くなればいいのか?世界が良くなればいいのか?

 

続く

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